シー・ズー(獅子狗)
人気の高い元気に走りまわって陽気な愛玩犬。 主人の目をジーッとみつめて遊ぼう遊ぼうと言ってきます。 中国の王宮で飼われていただけあって、後光のように尊大さを背負って走りまわり、いやなことには従いません。 昔から可愛がってもらうだけの生活だったのか、訓練なんて似合わない。 しかし、この子はいびきをかきますよ、お父さんと違って可愛いいびきを。 被毛は大変長くいつまでも伸びます。 オーバーコートは太くなったり、細くなったりして身長以上に伸びること知ってますか? 細くなったときはアンダーコートと同じ太さ。 それがまた太くなって長くなります。 毛玉になってしまうとほぐすのがほぼ不可能なのです。 だから、普段は巻き取っておいて絶対に絡ませないようにするか、 或いはショーを夢見ないで絡んだら潔くハサミで切り取るつもりで自由にさせるか。 |
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子猫のように陽気で活発にじゃれるシーズーは、
散歩で落ち葉や小枝をからめてきます。 家庭犬では、このように遊ばせることはストレス解消にとても大切です。 ですが、遊んだ後には面倒な仕事が残っています。 |
ロングにして飼うときは、この犬種は毛玉もち! 耳のうしろや、お尻や、手足は毛が伸びてくると突然毛玉になります。 この程度の長さなら、ピロコームとハサミがあれば割と簡単です。 アンダーコートがよく取れてお尻にモコモコはありません。 シーズーはロングコートにしてあげよう。 しずちゃんは、ピロコームを使うようになってから手足の毛がずいぶん長くなりました。 ピロコームを使用してロングコートを整えましょう。 まず、シャンプーかグルーミングクリームで被毛がスベスベになるようにします。 そしてでゆっくりとピロコーム E3でコーミングします。 からみ易いアンダーコートが取れ、ロングコートのからみがほぐれます。 |
すいていて重くなったら、そこでピロコームを外しすき直します。 絡み毛ならば重くなる位置が徐々に後になります。 これを繰り返してすきます。 同じ位置で重くなるようならば、硬い毛玉になっているかチェックします。 固くなった毛玉には根元を手で押さえて少しづつピロコーム E3を掛けると大概はほぐれてきます。 ほぐれそうな毛玉はピロコーム E3で少しづつほぐして取ります。 ほぐれ浮いてきたら手で拾い取ります。 仕上げのポイントとして、手足やお尻など毛玉ができ易い所は、念入りに梳いてアンダーコートを取り除くと毛質が違ったように毛玉ができにくくなります。 たまにお世話になる美容院での道具と、いつも使う家庭の道具は違います。 ピロコームは家庭でいつも使うことを考えた用具です。 丸い断面のピロコーム E3はキューティクルを傷めませんから、毎日使ってゴミや絡みを解いてあげましょう。 |
たいへん毛が長く繊細な犬ですが、大好きな草っ原で遊べば小枝がくっついて絡んでしまいます。 このまえこと、前にある山で木を切っていての帰りに「クーン・クン」と聞き覚えのある声がした。 ソーッと近づいて見るとなんとうちのシズ!頭はリボンが取れてザンバラ、手足は枯れ木に取られて身動きできなくなっていた! 内弁慶で威張っていてもバイタリティーは全く有りません。 それでも好奇心は一人前で、やりたいことも一人前なシズちゃんです。 |
ピロコーム E3はロング・コートもお手の物です。 絡んだ部分は無理をせず。 少しずつほぐして、固い所はクシ歯が伸びて外れます だから、優しくなでるように梳いているだけで良いのです。 ほぐれてくればその中の抜け毛を取り除き、ロング・コートを伸ばします。 アンダーコートや抜け毛・ゴミがよく取れてお尻にモコモコはありません。 毛玉持ちにはピロコーム E3がおすすめです。 ◎長くて絡んだロング・コートを傷めません。 ◎毛玉をほぐすやりかたが簡単です。 (ただし、固い毛玉はハサミで切り取ります。) |
ペキニーズ
ペキニーズは中国宮廷で飼われていました。 チベット原産のラサ・アプソを祖先としています。 ペキニーズは1000年以上に渡り、中国皇帝の悪霊のお払いが出来る犬として神格化し崇拝していました。 平民はこの犬に一礼しなければならなく、盜む者は死刑に処されました。 中国歴代宮廷内の限られた領域で限られた人物によってのみ飼育され、文字通り門外不出の犬でありました。 中国宮廷のシンボルとして飼育されたのはペキニーズであり、ラサ・アプソやシー・ズーがチベットから来た祖先です。 |
アヘン戦争時、イギリス軍が北京を制圧し宮廷から捕らわれてイギリスへ渡ると同じに中国で絶滅しました。 そして犬種名には北京の地名が当てられています。 中国で「獅子犬」「太陽犬」「袖犬」と呼ばれた犬が居て、「獅子犬」はシー・ズーであり、ペキニーズとラサ・アプソは「太陽犬」「袖犬」。 ライオンのような後躯に向かって先細りの体形、太陽のような赤みがかった金色の被毛、袖に入るサイズとウェイト、これらは現在もペキニーズの犬種標準そのものでありますが、 ペキニーズは皇族の衣装の袖に入って宮廷内を移動したと言われる「袖犬」です。 |
小型でバランスが取れがっしりとした感じのライオンの風貌をした犬。 シー・ズーの足や首を短くして被毛を太くした感じ。 トイ・プードルを飼っている人にはとても重く感じられます。 毛むくじゃらなダンゴ虫のようにスーッと或いは玉をころがすようにローリング歩行で近付いてきて側に居てくれます。 人に媚びる事なく、自尊心が強く、頑固さはこの犬種の由来と無関係ではありません、宦官たちがこの犬の召使いとして世話をしていたために形成された性格と思われます。 愛玩犬の形でありながら抱き犬ではなく崇拝される犬、抱かれる事を好まない個性をもっています。 |
ペキニーズは宮廷内と言う閉鎖的な環境で飼育されていたために独特の形態となり、侵略により原産国では絶滅し、イギリスを介して各国で流行犬となった犬種であります。 特にヨーロッパでは多くの犬種の改良に影響を与え、短吻犬種ブームのきっかけを作った犬種です。 鼻ペチャのDNAはペキニーズから出ていると言われます。 同時に鼻ペチャ系は口が短いためか暑がりでもあります。 |
暑いのが苦手。 ペキニーズは寒い中国原産で暑いのは苦手です。 いつも冷たい床を探して下駄箱の下へ行ってベターっと寝ている。 ベターっとなるのは、おなかに毛が少ないから。 フローリングの上をほふく前進で移動して下駄箱の下へ。 これが冷たくて気持ち良いんです。 |
性格は、子犬の時からおとなしく、成犬になっても穏やかで、めったに吠えることはありません。 ペキニーズは性格が犬らしくないとか、飼い主にこびないとか言われるが、お座りとか伏せとかちゃんと覚えます。 散歩はそれほど多くは必要ないので、お年寄りでも手がかからない飼い易いワンちゃんです。 お気に入りの場所でおとなしくしていても、かまってやると喜んで遊びます。 |
ダブルコートで、上毛は粗い直毛で、毛触りはソフト。 下毛は厚く長い。耳、胸、足、尾などに長く豊かな飾り毛があります。 ペキニーズ自体が毛玉のようでかわいいですが、ペキニーズの毛玉はなるべく出来ないようにしてあげましょう。 となれば、ピロコーム E3が必須アイテムです。 |
チベタン・スパニエル
チベタン・スパニエルはチベット原産のシー・ズーやラサ・アプソと兄弟犬と言える種類です。 チベットで美しい犬が宮殿に上がり優雅な生活をしたが、チベタン・スパニエルは田舎に残されたままの生活だったようです。 田舎の腕白坊主のように自由な生き方をしていて、明るく元気であるが自意識が有り勝手なわがままを許してはくれません。 怒らせるとキバを剥き出しタレ耳立てて、今にも飛びかからんと恐ろしい形相をします。 やさしく接すれば、おとなしく良い家庭犬になります。 知らない人には、愛想がなく下手に触ったりすると怒られます。 |
シー・ズーやラサ・アプソと同じ位の大きさでライオンの風貌をした犬。 シー・ズーやラサ・アプソの足や首を長くして被毛を短くした感じ。 被毛を引きずって歩く事が無い分、活発に散歩ができます。 怒った顔は豹変すると言うか表情はすごく豊かです。 また、声での威嚇主張もします。 とっても甘えん坊ですが、警戒心はとても強く、なにか気になることがあると遊んでいる最中でも一瞬のうちにきりっとした表情に変わります。 知らない人への警戒心はとても強いですが、一度知ってしまうと甘えん坊になります。 |
ダブルコートの被毛で覆われ、絹のように柔らかい上毛は、体に沿ってぺったりとなでつけたようになっています。 適度な長さの上毛とさらに長い飾り毛が、尻尾や首・胸などにはえており、これがこの犬種の特徴となっています。 手入れにはピロコーム E1が気持ちよく、コーミングには寝入ってしまうほどです。 チベタン・スパニエルをなつかせるにはピロコーム E1を使うのが一番だと思えるほどです。 |
ピロコームは室内で使っても、抜け毛の散らかり方が格段に少ないのです。 クシ歯の先に抜け毛が溜まり後始末も簡単です。 クシ歯の大きくたわむ柔らかさ、断面の丸みがペットの皮膚や被毛に優しいのです。 くつろぎの中でピロコームをテーブルに立てて置けばお茶の途中でも周りを汚しません。 ピロコーム E1は優れたブラシです。 ◎抜け毛をゴッソリと取り除きます ◎ペットと飼い主に優しく、疲れません ◎子供が使っても安心安全です |