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ディアトリベーの日曜葡萄園
(=^ェ^=)
 葡萄は好きですか?世界中で最もたくさん栽培されている果物はぶどうです。 日本の夏は、うまい品種のぶどうには雨が多すぎて良くありません。 しかし、狭い庭の日曜葡萄園でも最高にうまい葡萄を作ることができます。

 葡萄には、アメリカ種とヨーロッパ種とがあります。
アメリカ種は、ラブラスカ種と言い森林性で、雨・病気・害虫に強いが、香りは、フォクシー香と言われます。
ヨーロッパ種は、ヴェニフェラ種と言い乾燥地性で、雨・病気・害虫に弱いけれど、おいしく、香りはマスカット香と言われます。
日本では、巨峰系が多く栽培されているが、ラブラスカ系雑種です。
ラブラスカは食べるとき、皮から身をツルンと口の中に押し出して食べる食感が好まれます。
   ヴェニフェラは皮ごと食べるものが多くあり、身が固くしなみが好まれます。

 日曜葡萄園でも、うまいヴェニフェラ種が栽培できるので、ぜひ挑戦を。
果物店にも無い珍しいうまい葡萄が30房以上収穫できますよ!
自分でワインを作ろうと思う方は、カーポートでワイン専用種を育てれば、20Kg~30Kgの葡萄が得られます。
苗を注文する時の条件は、接木苗かつウイルスフリーです。 苗を、冬季に植えて1年伸ばし、翌年には初収穫ができ、3年目にはたわわに実ります。苗は1本だけでも注文できます。

日付は、この写真の撮影日です


 3月春分の日。この頃より、枝の切り口から水が出てきます。 糖分もかなり含まれ乾いたあと粘る水で、車はしばらく外に出しましょう。 水は2週間程で、止まります。
 カーポートの中枠にナフタリン(パラジクロルベンゼン)を吊るす釣り針を仕掛けます。
ボルドウと、噴霧器を用意しておきましょう。
 4月26日 ゴールデンウイークの頃。新芽がどんどんのびます。
早くもつぼみが確認できます。 枝配りはまだ早い、新梢の付け根が弱く、枝がポロリと取れますからまだ安静に。
 ナフタリンの小袋をカーポートの枠を利用して、ぶら下げると 敵は匂いで葡萄を探すので嫌いなナフタリンには近付きません。 枝の芯を食い荒らす虫などが激減します。ナフタリンは、適宜補充します。
 昼に目で探す虫や風に乗って飛んで来る虫には誰か良い方法があったら教えて。
ボルドウ液を散布します。

 5月17日 ボルドウ液を散布します。ボルドウ液は、殺菌効果があり、ほとんどの病気を予防できます。 葉をかじる虫に対しては、殺虫効果があります。
 ワイン葡萄には、ボルドウ液がかかっていないと風味が落ちると言われていますが、 ボルドウ液を直接飲んではいけません。(銅イオンは強烈に血なまぐさくて飲めませんけど)
(=x_x=)
人間には、成分の銅イオンとカルシウムは貧血と骨粗しょう症に効果があるようです。
 枝に葉が8~10枚目の所で、一旦先を止めます。光合成養分を花のために蓄積し、これから咲く花を充実させ、花振るいを防止するためです。
止めた後から伸び出す枝は先端の1本を伸ばし、小枝・混み枝を取り除きます。
 5月27日 大粒種のぶどうは、花房を小さく整理して、実をつけ過ぎないようにします。 アマチュアは、なかなか整理ができなくて、1Kgを超える房になってしまう。
(^_^;
写真のように花冠がはじけ飛んで開花です。
 枝がどんどん伸びますが、カーポートからはみ出ないように摘芯します。 周囲の植物にふれると病気が枝を伝わってくるよ。
 6月10日 ぶどうの葉に白い固まりと黒い点が、 虫か?。虫メガネで見るとカメムシの子供のような気がする。
そういえば、小さな葡萄に黒い点ができていて、虫が刺したような気がしていた。
 7月10日
枝がどんどん伸びますが、どんどん切り取り暗くならないようにします。
枝の付け根も固まっています、平均に光が当たるように枝配りをして結びつけます。
実が大きくなってきます。房の形を整えつつ摘果します。

①木漏れ日があるくらい間引いてあるか?(虫に頼めば楽?)
②房が大き過ぎないか?(アマチュアの房はでかいのです)
③ボルドウ液が充分かかっているか?
青い棒は、ただの物干し竿です。
 日曜葡萄園も生存競争の真っ只中
いも虫の背中に米粒のようなものがあります。
いも虫になにか寄生しています。(左)
しばらくして、いも虫は茶色に干からび米粒は羽化した跡で空っぽでした。(右)
 8月7日
ポツポツと、色の付いた葡萄ができたら、袋をかぶせます。
青い間は、鳥に見つかっても毎日チェックに来るだけで平気ですが、色づいたのを見つけられると、 毎日大きい口をあけて取っていきます。

 葉のふちが白くなってきました。葉裏を良く見るとせみを小さくしたような(身長2~3mm)虫!。
('_'?)!
今度の休日になんとかしようと思っていると、爆発的に増えてしまいました!。
メールで園芸相談をすると、「アザミウマまたの名はスリップス浸透性の殺虫剤をコマめにやりなさい」。とのこと
天敵よりもはるかに早く増殖するようです。こいつをなんとかする方法が有りましたら教えて下さい。

 日曜葡萄園も生存競争の真っ只中―2
葉がクルクルと巻き取られ、中には葉巻虫が居ます。
この葉巻虫にもなにか寄生しているのです。
小さなマユがたくさん出てきて、その中から天敵が飛び立って行きました。
 8月15日
ちょっと色づいた頃から、収穫人がやってきて吟味が始まります。
 8月28日 きれいに色づいた葡萄。品種は、藤稔(雑種で育てやすいジャンボ葡萄)で、一粒が平均15g大粒が20gのものが収穫できました。 ポリカーボネートは、紫外線をカットするので着色は、薄めです。
 10月1日マスカットビオレ(純粋ヴェニフェラ種)も、色付きました。
うまい葡萄で、日持ち良く、正月にも大丈夫。 遅くまで棚に置くせいか、時々黒くてシワシワの干し葡萄のようになった粒があります。 きれいなおいしそうなのは、食べるべきです。果物店で絶対に買えない、とってもうまい貴腐ぶどうかも。違うかも。
(^o^)

「おー!うまい」 (=^ェ^=)
「ヒット作ね」 (=^ェ^;=)

 12月1日葉も散って休眠に入りました
枝の付け根近くで剪定する短梢剪定を行います。 棚から下ろして剪定し、古皮を剥き、石灰硫黄合剤かボルドウ液を塗って来年に備えます。

 来年は何をしよう?
ワイン専用葡萄で挑戦するか。
苗を植えて3年目からは1樽分のワイン葡萄が手に入ります。 「誰かが成功したページを作って発表するのが見たい」
(=^_^;=)

 団地の日曜葡萄園に植えるうまい葡萄の選定基準。

1 病気に強いもの。雑種では、強く・大きく・おいしいものがあります。(例えば:藤稔) 専門園に手紙で色・大きさ・形・熟期など好みを相談するのが一番です。
2 烈果の無いもの。烈果が少ない程度では不十分です。
3 樹勢の強めのもの。矮性台木に接木したものや樹勢の弱い種類は良い実を成らせるのが難しい。痩せた庭では、樹勢の強めのものを植え枝を摘みまくる位で丁度良い。
4 短梢剪定のできるもの。枝を付け根まで切り戻しても良い実が成るもの。

 カーポート利用は地上部を改善しましたが、地下部分は何の対策もしていません。 秋雨で、裂果という問題があります。ごみバケツ程度の大きさの鉢植えで水分コントロールをすれば、 幻のようなヴェニフェラ種も、射程距離に入ると思います。

 今年も新しいカタログが届きました。
団地の中の狭い庭とカーポートが日曜葡萄園。
以下のヴェニフェラ種は、(有)中山ぶどう園さんのご好意によるものです。 社長さんは、葡萄園かワインの本場欧州への旅行が好きでHPはギリで作っただけだとのこと。

ぶどうをクリックすると、ぶどうと品種解説が表示されます。

赤色葡萄 品名=赤色種のぶどうの品種解説
紫黒白緑色葡萄 品名=紫・黒・白・緑色種のぶどうの品種解説
ワイン専用葡萄 品名=ワイン専用種のぶどうの品種解説
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