発生要因 地球生命誕生前、有機物が水の揺れ動きで集まり細胞のようになったという説があります。 マリモは水の動きによって球状に成長します。 細長いものを絡めて鞠のようにするのが自然なのかもしれません。 ペットの被毛にしても毛玉になるのが自然の姿かもしれません。 春 : 桜の花が散った後の花柄はまるでイカリのように絡みつき毛玉の芯になります。 夏 : 冬毛が抜けて絡みつきます。 秋 : 盗人萩がしっかりと被毛に取り付きます。 冬 : 草木が枯れて刺とげになっています。 手入れを怠ると色々の要因が重なってフェルトのようになってしまいます。 |
色々な毛玉対策用品 | |||
はさみ | 大きな毛板も簡単に取れる。 | ロングコートも短くトラ刈りになる。 | |
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刃(マットブレーカー) | レザーカットのように簡単に取れる。 | ソギ取るので毛先が痛み種類によっては難がある。 | |
くし | 普通の持ち方では重いので縦に使う。 | 慣れた人には使い易い。 | |
手 | 少しづつほぐしたり、浮いた毛玉を取る。 | 全体の手入れは大変。 | |
ピロコーム(R) | 以下に解説 | 比較的ワンに怒られないで毛玉が取れます。 |
ピロコーム(R)(毛玉もち)の形状 ピロコーム(R)(毛玉もち)は、カールの部分が緩やかになって先端がほぼ真横を向いています。 そして、ピン間隔が広くなっています。 この形が、毛玉に当たった時に大きさ固さの確認やピロコーム(R)の取り外しが簡単にでき、毛玉を少しづつ解きほぐす操作がやり易いのです。 取れた抜け毛も飛び散らず、後始末が綺麗にできます。 トイプードルなど、カーリーヘアはこの毛玉もちが対応します。 |
シャンプーの前?後? 従来の用具を使った手入れではシャンプー前に念入りにコーミングするように教えられますが、ピロコーム(R)(毛玉もち)でもオイルを付けて毛玉を取ってからシャンプーをした方が良いようです。 シャンプーの時は毛の流れに沿ってホコリを落とす程度に簡単に洗いよくすすいでからリンスをつけます。 リンスの成分はコラーゲン(にかわ)とオイルがあります。 半々に入っているものが使い易いようです。 コラーゲン(にかわ=接着剤)は付き過ぎていると毛の塊になるので、ちょうど良い状態に洗い流します。 その後、被毛が一本いっぽんばらける程度にほぼ乾いてからピロコーム(R)(毛玉もち)を通り易い背中のほうから少しづつかけます。 絡んだ被毛の手入れは、スベスベにする必要があります。 被毛がすべすべになっていると、毛玉をほぐし易いです。 ロングコートとアンダーの太さが同じようなシーズーでも、奥の方の絡み毛からアンダーのみ掻き出すことができます。 |
ピロコーム(R)(毛玉もち)の使い方 お尻や足の付け根はロングコートやアンダーがたっぷりともこもこに生えています。 毛玉から毛板になりがちで、苦労する所です。 ピン先を肌に直角に当てる感じで、軽く少しづつゆっくりと確認しながら梳きます。 梳いていて急に重くなったらそこで一旦外し、また梳き直します。 絡み程度であれば、重くなる場所は少しづつ後になり解けていきます。 同じ場所ならば、毛玉が固いので確認します。 | |
大きな毛玉や固い毛玉はハサミで切り取ります。 手入れで痛い目に合うと、嫌いになってしまいます。 毛玉が浮いてきたら手で拾い取ります。 | |
たくさんのアンダーと小さな毛玉が取れました。 この中にはロングコートの断片がほとんど無く、ペット本体にロングコートが傷むことなく残っているのを確認できると思います。 一旦、ピロコーム(R)(毛玉もち)が通ると後は簡単です。 スムースになれば、後の繰り返しは皮膚のマッサージとしてくつろげます。 比較的毛玉になり難い種類では、毛玉部分の手入れが終わったら通常のピロコーム(R)に交換して残っている抜け毛の処理をすると良いでしょう。 | |
顔と首は短くしています。 食事の時は襟巻きをしますが、食べ物や引き綱で固めたり傷めたりが激しいものですから。 | |
さっぱりしました。 ピロコーム(R)(毛玉もち)を使うようになってからは、手足の毛が長くなりました。 絡み易いアンダーの取り除きと毛玉の小さいうちに取り除くのが容易になったためです。 散歩の後のごみ落しはその都度。 ピロコーム(R)(毛玉もち)は、一週間に一回位のペースですいています。 このコは暴れタイプでないものですから。 |