ルビーオクヤマ イタリアに世界最高の白色葡萄あり、その名を「イタリア」と呼ぶ。
ブラジルにおいて日系の奥山氏がイタリア種の枝変わりで紅色変種を育成した。 これが「ルビーオクヤマ」である。
イタリア種に似て欧州系としては強健で枝の登塾良く、熟期9月中~下旬頃目のさめるような 綺麗な鮮紅色で着色容易、房の内部まで良く着色し、実に見事である。 一房5~600g位に切り込み、果粒長楕円形で大きく12g以上、果肉は崩壊性で歯切れ良く、 ほのかなマスカット香を持ち品質絶佳である。
ジベレリン処理も可能で落花後25ppmくらいで処理すれば果粒も肥大し塾期も早まる。 一部では、裂果ありと伝えられるが当園系は裂果はほとんど無い。 高級種とは甘さを抑え、歯切れの良さ、香りの良さ、外観的な綺麗さを求めるものであり、 その意味でこのルビーオクヤマは、日本の将来を担う代表的品種となりえる。

我が日曜果樹園にも、ルビーオクヤマが栽培されたことが在りますが、現在はありません。 理由は、第一に9月の雨で裂果してしまうからです。 第二に庭土に栄養が乏しくあまり樹勢が良くないからです。

閉じる